ベルギー代表のスタメン・フォーメーション予想と注目選手【ロシアワールドカップ2018】
2018/06/06
メンツだけ見れば、どのポジションにもワールドクラスといってもいい選手が揃うものの、それがチーム力、やっているサッカーにいまいち現れないのがベルギー代表といっていいでしょう。
以前には、チームの中心選手であるデブライネがマルティネス監督の戦術を批判するようなコメントを出していたこともありました。
ただ、W杯のような短期戦では、そのときのコンディションや勢いで一気に上位までいけてしまうこともあります。メンツがメンツだけに、ベルギー代表はその可能性も秘めているチームなんじゃないかと。
ロシアワールドカップの優勝候補の大穴?ともいえる、ベルギー代表の予想スタメン・フォーメーションなどについてまとめました。
ベルギーのFIFAランキングとW杯予選成績
FIFAランキング
ベルギーのFIFAランキングは3位(2018年4月現在)。ドイツ、ブラジルに次ぐ順位です。
ただ、ブラジルやドイツほどの強さを見せられているかと言えば微妙なところですね。
ロシアW杯予選成績
ベルギーは、ヨーロッパ予選H組を、9勝1分け0敗という戦績で1位突破。
10試合で43得点6失点という、圧倒的な得点力で勝ち抜いてきました。
ただ、いわゆる弱小国との試合での固め取りが多く、強豪国との親善試合ではあまり得点できずほとんど勝てていない状態。
それが、結果のわりに批判されがちな理由でもあると思います。
グループリーグの組み合わせと予想順位
ベルギーの入ったグループGの他の国は、
イングランド、チュニジア、パナマ
イングランドが同組とはいえ、突破は難しくは無さそうです。
予想は、イングランドが1位、ベルギーが2位。
出場メンバー
本戦メンバーが発表されました。
ナインゴランが選ばれていないのは意外でした。実力的には選ばない理由はないので、やっぱり他の問題があったんでしょうか。
親善試合で怪我をしていたコンパニはメンバ入りしているので軽症だったものと思われます。
▼GK
ティボー・クルトワ(チェルシー/イングランド)
シモン・ミニョレ(リヴァプール/イングランド)
クーン・カステールス(ヴォルフスブルク/ドイツ)▼DF
トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム/イングランド)
デドリック・ボヤタ(セルティック/スコットランド)
ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・C/イングランド)
レアンデル・デンドンケル(アンデルレヒト)
トーマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン/フランス)
トーマス・ヴェルマーレン(バルセロナ/スペイン)
ヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム/イングランド)▼MF
ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C/イングランド)
ムサ・デンベレ(トッテナム/イングランド)
ユーリ・ティーレマンス(モナコ/フランス)
マルアン・フェライニ(マンチェスター・U/イングランド)
アドナン・ヤヌザイ(レアル・ソシエダ/スペイン)
ヤニック・フェレイラ・カラスコ(大連一方/中国)
アクセル・ヴィツェル(天津権健/中国)
ナセル・シャドリ(ウェスト・ブロムウィッチ/イングランド)▼FW
ミシー・バチュアイ(ドルトムント/ドイツ)
エデン・アザール(チェルシー/イングランド)
トルガン・アザール(ボルシアMG/ドイツ)
ロメル・ルカク(マンチェスター・U/イングランド)
ドリース・メルテンス(ナポリ/イタリア)
ベルギー代表のスタメン・フォーメーション予想
システム:3-6-1
GK
クルトワ(チェルシー)
DF
アルデルバイレルト(トッテナム)
コンパニ(マンチェスターシティ)
ヴェルトンゲン(トッテナム)
MF
ムニエ(PSG)
ヴィツェル(天津権健)
カラスコ(大連一方)
デブライネ(マンチェスターシティ)
アザール(チェルシー)
メルテンス(ナポリ)
FW
ルカク(マンチェスターユナイテッド)
スタメンを見れば、かなり豪華な顔ぶれ。
ディフェンス陣には、足元の上手さと高い守備力を併せ持つ、アルデルバイレルト、コンパニ、ヴェルトンゲン。
攻撃陣では、それぞれのポジションで世界最高レベルといっていいデブルイネ、アザール。
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スタメンだけ見れば、十分優勝候補といっていいぐらいだと思います。
チームの特徴・サッカースタイル
やっているサッカーとしては、全体的にあまり決まり事がないような印象がありますね。
守備も前からプレスに行く意識は見えるけど、その後の選手が続いていなくて、チーム全体がコンパクトになり切れず間延びしているときもある。
3バックは全員対人に強いので引いたときは堅いディフェンスを見せるけど、カウンターで速い攻撃を受けると若干もろさを見せます。
攻撃面では、コンパニは少し劣っているとはいえディフェンスラインの3人はビルドアップも得意なタイプなので、後ろから丁寧に組み立ててボールポゼッションし、そこから前線の個人技による突破やコンビネーションでの崩しという感じ。
決定的なチャンスにはやっぱりデブライネやアザールが絡んでいることが多いですね。
システムは、以前の4バックから最近の3-6-1に変えて少し良くなったといわれているけど、いまいちこれが最適なのかは微妙なところだと思います。たぶんムニエの攻撃力をより生かしたいという狙いがあるんだと思うけど。
メンバー的に考えれば、引いて守ってカウンターに徹する方が強豪相手にはチャンスがあるかもしれないですね。デブライネ、アザール、ルカク(もしくはメルテンス)の3人だけでもカウンターなら十分怖い。
注目選手
デブライネ
プレミアMVPこそ逃したものの、特に今シーズン前半は素晴らしい出来で、攻撃的MFのポジションでは世界有数の選手だと思います。
精度の高い両足からの高速クロスやロングスルーパスなど、一発でゴールに直結するチャンスメイクができるのが魅力。直接フリーキックも狙える。
ただ、ベルギー代表ではボランチでプレーすることが濃厚で、いまいち良さをすべて出し切れていない印象。
関連記事)デブライネのプロフィール・プレースタイル
アザール
相手が複数いても独力で崩せる速くて細かいドリブルは、世界最高レベル。スペースを与えれば一気にゴールまで行けてしまいます。
いくらチーム全体が上手く回っていないときでも、アザール、デブルイネ、ルカクあたりによる一発があるのは相手にとって脅威だと思います。
関連記事)アザールのプロフィール・プレースタイル
ヴェルトンゲン
センターバックでもサイドバックでも高いレベルでプレーできるので、3バック・4バックのシステム変更におけるキープレーヤーのひとりだと思う。足元・キックも上手く、攻撃参加も得意。
ルカク or メルテンス
今シーズン当初こそ良かったものの、最近いまいち振るわない感じのルカク。
中盤には良い選手が揃っているだけに、やっぱり最後に点を取るポジションの選手は重要になると思います。
場合によってはルカクよりもメルテンスの方が良いかも(メルテンスは最前線ではなくシャドーに入る可能性もあるけど)。高さは無いのでサイドからのクロスは生きづらくなるだろうけど、中盤とのコンビネーションやドリブル、俊敏性はルカクよりも上。
関連記事)
ルカクのプロフィール・プレースタイル
メルテンスのプロフィール・プレースタイル
▼その他ベルギー代表選手のプロフィール・プレースタイル
以上、2018ロシアワールドカップのベルギー代表についてでした。
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