柔と剛の融合!規格外のMFポグバ(ユナイテッド)のプレースタイル!再度ユベントスへ移籍?
2018/10/13
フランスの優勝で幕を閉じた2018年ロシアW杯。推定市場価値総額1位というスター集団のフランス代表の中でも目立っていたのが、マンチェスターユナイテッドに所属するMFポール・ポグバでした。
セリエAのユベントスで才能を開花させ、プレミアに渡った(復帰した)ポグバ。
ユナイテッドではパッとしないプレーで叩かれることが少なくない選手ですが、W杯の大舞台できっちり自らの価値を証明しました。
ユベントス以来の国内リーグ制覇に向けてクラブでの活躍も期待されるところです。
が、モウリーニョ監督との不仲説も出ており(というか険悪な感じの映像まで流されていたのでほぼ確実かと)、退団は近いかもしれません。またはモウリーニョが解任されるのが先か。
プロフィール
本名:ポール・ラビィレ・ポグバ
国籍:フランス
生年月日:1993年3月15日
身長:191㎝
体重:84㎏
利き足:右足
経歴・所属チーム
ユナイテッドでプロデビュー
フランスのロワシー・アン・ブリのユースチームでサッカーキャリアを始めたポグバ。
同国のトルシー、ル・アーヴルと二つのユースチームを経て、プレミアの強豪、マンチェスターユナイテッドのユースに加入しました。
その後、2011年にユナイテッドのトップチームに昇格。
カップでリーズ・ユナイテッド相手にプロデビュー、そして翌年1月にはストーク相手にプレミアリーグデビューを果たしました。
ユベントスでワールドクラスの選手に
しかしプレミア屈指の強豪でレギュラーを掴むのは容易ではなく、2012年夏の移籍市場でセリエAの絶対王者ユベントスにフリー移籍。
後にピルロは、「初日のトレーニングから一瞬でポグバの凄さが分かった」と語っていたので、ユナイテッドとしてはもったいないことをしたと思います。まあフリーで本人の移籍希望があったようなので仕方ないですが。
実際、9月にさっそくナポリ相手にプロ初ゴールを決めると、このシーズンは27試合に出場します。自身は5ゴールの活躍でユベントスのリーグ連覇に貢献しました。
翌2013~2014シーズンはマルキージオの負傷により、先発起用が増加。
そしてマルキージオ復帰後もユベントスの中心選手に成長し、スタメンとしてリーグ3連覇に貢献しました。
当時のユベントスでの活躍ぶりはチームメイトも高く評価。ユベントスの守護神であったブッフォンは「ファーガソンがポグバに出場機会を与えずに放出したことは最も不思議なことの一つ」と絶賛しています。
当時の世界最高額の移籍金でユナイテッドへ復帰
セリエAで圧倒的な能力を見せたポグバは、2016年夏に古巣マンチェスターユナイテッドに復帰します。
移籍金は当時の市場で最高額となる1億500万ユーロ(ボーナス込みで1億1000万ユーロ)。
ユナイテッドでは2016~2017シーズンはEL決勝でオランダの強豪アヤックス相手にゴールを決め、優勝に貢献。
2017年5月にはESPNが選ぶ「世界で最も有名なアスリート100人」で40位(サッカー選手では14位)に選出されました。
翌シーズンはマンチェスターシティに大きく突き放され優勝は明け渡すもユナイテッドは2位フィニッシュ。
フランス代表でもU16世代から活躍し、2014年にはヨーロッパ予選でA代表デビュー。
2018年ロシアW杯ではレギュラーとしてフランスの優勝に貢献。決勝のクロアチア戦では3点目の強烈ミドルを決めるなどインパクトを残しました。
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今シーズンは残留もメガクラブが注目!ユベントス復帰か?
2018~2019シーズンはユナイテッドに残留するようですが、代表での活躍ぶりと比べるとユナイテッドでのポグバはちょっと物足りない気がします。
過去にはマンチェスターシティやパリサンジェルマン、今夏はバルセロナへの移籍が噂されるなど欧州メガクラブからも注目された存在。
モウリーニョ監督との関係悪化もあり、近い将来移籍が実現してもおかしくなさそうです。特に可能性が高いのはユベントスへの復帰でしょうか。
とはいえ移籍金は200億円以上に設定されているとのこと。中盤のメンツが充実しているユベントスが、そこまでして獲りに行くかは微妙なところですね。
プレースタイル
インサイドハーフ、アンカー、トップ下など中盤中央であればどこでも活躍できるマルチロール。とはいえ攻撃が得意な選手で、対人は強いものの守備の上手い選手ではないので、基本的には前目のほうが良いでしょう。
ユナイテッドでは4-3-3のインサイドハーフ、フランス代表ではダブルボランチの一角を務めています。
剛と柔の融合!強さと巧さを兼ね備えたチャンスメーカー
191㎝という恵まれた体格と抜群の身体能力を持ちながら、繊細なテクニックを併せ持っているプレイヤーです。
単純にパワーがあり身体のバネなど身体能力も高いのですが、中でも特徴は長い手足。
守備面では長い足でかっさらう様にボールを奪う事ができますし、通常よりもリーチが長く、半歩分タックルが届きやすいので相手アタッカーにとっても脅威。
攻撃面では長い腕で相手DFのプレスを押さえつけながら前に運ぶことができるので、キープ力がえげつないです。高いアジリティと長いリーチによるドリブルは、一瞬で相手の届かないところにボールを運べます。
またブラジル人ドリブラーのような足元のテクニックを持っていて、細かいボールタッチで相手をスルスルかわすこともできます。密集地帯の打開力も一流。1対1では負けるイメージが中々湧きません。
体格を生かしたパワフルな「剛」のプレーと、足元の技術で打開する「柔」のスキルを併せ持った選手で、ジダンに例えられることもあるほど。たしかにジダンも、大柄でありながらサッカー史上最高レベルのテクニックを持つ選手でしたね。
絶好機を演出する繊細なパス
顔と体格に似合わず、パスは繊細かつ正確。特に中盤からの弧を描くロングボールは綺麗な回転がかかっていてFWの足元にピタリと収まります。
視野も広く相手の裏を取るスルーパスも得意なのでスピードスターとの相性も良いです。
受け手にとってトラップしやすい優しいパスで、アタッカーにとっては非常にありがたいチャンスメイカーです。
▼ポグバの上手さが分かるプレー動画
ポグバは守備が下手とかポジショニングが良くないとか言われることもあるけど、個人的にはチームのスタイルとの相性とモチベーション・メンタルの問題がほとんどだと思います。
フランス代表やユベントスでのプレーはほぼ問題なかったので、やっぱりユナイテッドのモウリーニョ監督のサッカーではいまいちモチベーションが上がらないんじゃないかと。どんなチームでも自分のプレーができるのが一流の選手といえばそうなんですが、そこはポグバは難しいのかなと。
ノッているときはとんでもないプレーを見せる選手なので、チームスタイルが変わるのか、それとも移籍するのか、早くポグバの良いプレーが見たいですね。
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