インテルの両利きサイドアタッカー・ペリシッチの経歴・プレースタイル!ユナイテッド移籍か
2018/09/15
ロシアW杯では、準優勝という過去最高の成績を残したクロアチア。全員が攻守で走りまわり、粘り強く勝利をもぎ取る活躍はファンの心を強く揺さぶりました。
中盤のモドリッチ、ラキティッチらと共に特に印象深い活躍をしたのがサイドアタッカーのペリシッチ。
2015年からインテルの左MFを務め、2017-18シーズンは同クラブのリーグ4位フィニッシュに貢献しました。
近年なかなか良い成績を残せず苦しんでいたミラノ勢ですが、インテルは徐々に復調している気がします。
今シーズンも攻撃面で大きな活躍が期待されるペリシッチの経歴やプレースタイルを紹介します。
プロフィール
本名:イヴァン・ペリシッチ
国籍:クロアチア
生年月日:1989年2月2日
身長:187㎝
体重:74㎏
利き足:両利き(右が得意)
経歴・所属クラブ
クロアチアのハイデゥク・スクリプトのユースで育ったペリシッチは、その後フランスのソショーのユースに加入。2007~2008シーズンに同クラブでトップチームデビューを果たします。
翌シーズンはベルギーのルーセラーレにローン加入すると18試合で5ゴールと順調な活躍を見せ、2009年夏にベルギー1部のクラブ・ブルッヘへ移籍。
ここで彼の才能が開花し、2シーズンで70試合に出場、31ゴールを挙げる活躍ぶり。
特に2010~2011シーズンは22ゴールを挙げリーグ得点王、そしてベルギーリーグ年間最優秀選手賞を受賞するなど、まさに破竹の勢いで評価を高めました。
ベルギーでの活躍が実り、2011年5月にはドイツの強豪であるドルトムントに加入。
9月のマインツ戦で初ゴールを挙げ、シーズン終了間際のボルシアMG戦で決勝点を挙げるなど、クラブのブンデス制覇に大きく貢献しました。
日本代表の香川も、当時は同クラブで大活躍して話題になっていましたが、ペリシッチは香川やギュンドアンらと仲が良く、一緒に寿司を食べに行ったりしているのが話題になっていました。しかし翌シーズンは出場機会に恵まれず、監督との不仲も話題に。
結局2013年1月の移籍市場で同リーグのヴォルフスブルクへ移籍しました。国内カップ戦では古巣ドルトムントを破り、クラブ史上初の優勝に貢献。
そして2015年夏にはセリエの強豪インテルに加入。
翌年9月のイタリアダービーでは途中出場ながら決勝点を挙げるなど、4年ぶりのユベントス戦勝利に貢献。2017年12月にはキエーボ戦でハットトリックを達成するなどの活躍を見せていました。
2度のワールドカップで活躍
クロアチア代表でも、U17世代から活躍。
2011年にはA代表にデビューし、2014年、2018年のW杯に出場しました。
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特に準優勝を勝ち取った2018年大会はグループリーグのアイスランド戦で決勝点を挙げたほか、準決勝のイングランド戦で同点ゴール、そして決勝点をアシストするなど圧巻の活躍でした。
ユナイテッド移籍か
2018年夏の移籍市場では実現しなかったものの、マンチェスターユナイテッド、そしてモウリーニョ監督はペリシッチのことを高く評価しており、移籍の噂が上がっていました。
いまのユナイテッドはモウリーニョは解任か?という話も出ているので今後どうなるかわからないけど、ペリシッチを欲しいクラブは多そう。
本人も「チャンスがあればイングランド、スペインでプレーしたい」とも語っているので今後の移籍はあり得る話だと思います。
奇抜な髪形
プレーとは関係ないけど、ペリシッチは奇抜なヘアースタイルでも知られており、以前にはクロアチアの国旗を模した赤白のヘアカラーを披露したこともありました。やろうと思っても普通はなかなか勇気のいる髪型ですよね笑。
ポジション・プレースタイル
左サイドハーフや左ウイングでの起用がメイン。右足・左足をほぼ同じように使える、主にサイドを中心に活躍するアタッカーです。
フィジカル×テクニックのサイドアタッカー
187㎝と上背があり、体の強さにも優れるプレーヤー。相手を背負いながらもフィジカルの強さで前に進む事が可能。
かといって足元が苦手なわけではなく、テクニックも十分レベルが高く、細かいタッチや切り替えし、緩急をつけたドリブルでの仕掛け・突破も得意とする選手です。
メッシのように足にボールが吸い付くようなレベルではありませんが、相手DFとの間合いの取り方が巧みで、自分がかわせる間合いを取りつつ、相手の動き出しをみて、一瞬で逆方向に抜くプレーが印象的です。
ブロックは至難の業!両足からの高精度クロス
サイドで縦に突破してからクロスでアシストすることが多いです。相手DFをかわしてすぐにクロスというプレーが多いのですが、ペリシッチはリーチが長いので、半歩分相手のブロックが届きにくく、止めるのが難しい印象。
また両足どちらも同じように使えるので、サイドで切り替えしてから右足、または左足であげるクロスも得意。
ディフェンダーからすればいつクロスをあげるのかが読みづらく、ブロックするのは至難の業でしょう。
グラウンダーやアーリークロスなど何気にクロスの種類も豊富です。精度も申し分なく、セットプレーでキッカーも務めます。
守備面の貢献も高い
ロシアW杯での快進撃もそうですが、クロアチアの選手は攻守にわたって本当に良く走りますね。
そんなクロアチアのDNAをペリシッチももっていて、攻撃を得意とする選手ながら守備でも献身的に走り、ハードワークできる選手です。
▼ペリシッチの上手さが分かるプレー動画
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