中田浩二のサッカー解説者としての評価は?「下手」「無難すぎ」という声も
2014年に現役を引退した後は、サッカー解説者として活動している元日本代表の中田浩二さん。
現役時代は、その経歴からも名選手であることは間違いないものの、サッカー解説者としてはいまのところ微妙な評価も多いようです。
選手時代の経歴
まず、選手時代の経歴を見てみると、所属クラブは
1998-2004 鹿島アントラーズ
2005-2006 マルセイユ
2006-2008 バーゼル
2008-2014 鹿島アントラーズ
と、国内外の名門クラブでプレー。
また、日本代表としても57試合に出場し、
1999 FIFAワールドユース選手権 準優勝
2002 FIFAW杯
2006 FIFAW杯
など、輝かしい経歴。
Jリーグ功労選手賞も受賞したように、日本サッカーの歴史に残る選手のひとりといっていいほどじゃないかと思います。
評価は微妙?中田浩二の解説の特徴
ただ、選手時代の素晴らしい経歴に反して、いまのところ解説者としての評価は、サッカーファンからはいまいちという声が多い模様。
「内容がない」「解説してない」というような声も。
たしかに、解説を聞いていると、実況のコメントと同じことを繰り返して言っているというパターンがかなり多いように感じます。
例えば、例をあげると以下のような感じのコメント。
実況「立ち上がりが大事ですよね」
中田浩「そうですね。どちらもペースを握りたいでしょうから立ち上がりは重要ですね」
実況「この選手の武器はスピードですよね」
中田浩「本当にすごいスピードですね。これは大きな武器ですよね」
というように、基本的に実況から振られた内容に対して、言い回しを変えたりちょっと付け加えたりして同意する、というのがほとんど。
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良く言えば当たり障りがない優等生的なコメント。
悪く言えば内容が浅くて面白味に欠ける。
という感じだと思います。
日本代表戦など、多くの人が見るであろう試合を担当することが多いので、番組的には知名度のある解説者で、批判されるようなことは言わないという意味でそれでも良いのかもしれないけど、正直サッカーをよく見ている人からすると物足りなさはあると思います。
例えば、せっかく日本代表でW杯にも出場して海外でもプレーした経験のあるディフェンダーなのだから、
・このディフェンダーのどこが凄いのか
・失点シーンではもっとどうすれば防げたのか
とか、自分なりの経験も生かして、もっと深く解説をしてほしいところ。
・現役時代、こんなフォワードが嫌だった
みたいなエピソードも入れていっても面白いと思います。
実況のコメントに対しても、同意するばかりじゃなくて本当は否定したっていいはず。
そういう意味では、もしかしたら好き嫌いはあるかもしれないけど、
例えば、都並敏史、中西哲生あたりは、解説で自分の味を出していると思うし、上手いプレーやダメなプレーが出ると自ら取り上げてコメントするし、聞いていて面白い話も多い。
たまに、ん?そうかな?と思うこともあるけど、それも無難なことばかりを言っていないからこそ出てくることだと思う。
個人的には、都並さんの解説がいちばん「そういう見方か」と思うことが多くて好きです。本当に楽しんで試合を観ている感じも伝わってくるし。
まあ解説に何を求めるかによって印象は変わってくるかもしれないし、視聴率の高い試合の解説担当としては、問題を起こさない優等生的な解説というのはある意味ひとつの正解なのかもしれないですが。
中には、「中田さんの解説は人柄の良さが出ていて好き」というような声もあるようですし。
個人的には、せっかくの選手時代の経歴を解説の内容に生かせていない感じがして、ちょっともったないない気がしますね。本当はもっと面白い話が聞けるはず。
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