ルーカストレイラ(アーセナル)のポジション・プレースタイル!高いボール奪取力&長短のパスでチャンスメイク
ロシアW杯ではベスト8でフランスに敗北を喫したウルグアイ代表ですが、将来有望な若手が躍動したという点ではポジティブな要素があったのではないかと思います。
そのうちの一人が中盤でウルグアイのゲームメイクに貢献したルーカス・トレイラ。168㎝と小柄ながら、ワールドクラスの相手にも全く物怖じしない守備力をもち、攻撃面でも起点としてチームに貢献できる選手です。
長く在籍したサンプドリアでの活躍も評価され、2018年夏の移籍市場でアーセナルに移籍。序盤はまだあまり使われていない状態だけど、新体制のチームで今後中心になっていく選手だと思います。
プロフィール
本名:ルーカス・セバスティアン・トレイラ・ディ・バスクア
国籍:ウルグアイ
生年月日:1996年2月11日
身長:168㎝
体重:60㎏
利き足:右足
経歴・所属チーム
ウルグアイのモンテビデオ・ワンダラーズFCのユースで育ったトレイラは若くしてイタリアのペスカーラのユースへ移籍。
そのままペスカーラでトップチームデビュー。すぐにセリエAのサンプドリアが彼の能力に注目し、合意に至ります。
19歳でのセリエAデビューと思われましたが、移籍後すぐの1年間はローンでペスカーラに戻りました。そこで26試合で3ゴールを記録した他、攻守で大きく貢献し、1年後にはサンプドリアに復帰。
そして2016年8月、リーグ開幕のエンポリ戦でついにセリエAデビューを果たしました。
サンプドリアでは安定した活躍を見せ、チームで不可欠な存在に。
攻守でハイクオリティな活躍を見せる彼に対し、プレミアリーグの名門アーセナルが獲得を発表しました。
背番号は以前エジルが背負っていた11番(エジルは背番号を10に変更)に決定。
ロシアW杯ではフランスに敗北しましたが、中盤の要として奮闘しベスト8に貢献。代表でもクラブでも新体制の要になりうる楽しみな選手です。
ポジション・プレースタイル
トレイラのポジションは、サンプドリアでは中盤の底でプレー。その他インサイドハーフなど、中盤中央でのプレーが得意な選手です。
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高いボール奪取能力
168㎝と小柄な選手ではありますが、重心が低くどっしりした体格で、フィジカルが強く、体を入れてボール奪取するのが得意。球際に強く、粘り強く泥臭く闘える選手です。
バイタルエリアで身体を当ててボールを奪うシーンは、体格的に近いからか、ちょっとカンテを思わせるようなときもある。
また危機察知能力も高く、スペースを埋めるポジショニングで相手のカウンターを防いだり、攻撃を予測してパスカットなど、クレバーな守備もできます。
ボールを奪ってそのまま自らカウンターの起点になることが多い印象で、攻守にわたって不可欠な選手だと思います。
長い距離のパスでチャンスメイク
ボールを持ったときのプレーで目を引くのが正確なロングパスです。
サイドに広く展開するパスのほか、アーリー気味のクロスやグラウンダーのロングスルーパスなどをピンポイントでFWに供給することができます。
裏抜けの上手いFWがチームにいれば、彼のストロングポイントとかなり相性は良いはず。そういう意味では、アーセナルではオーバメヤンとかは合いそうですね。
高い戦術インテリジェンス
関係者の間で高く評価されているのが、トレイラの戦術理解度。状況を的確に判断しつつ、ピッチ内で監督の戦術を実行できるクレバーな選手です。
ペスカーラ時代のアシスタントマネージャーであるマルセロ・ドナテッリ氏は、彼のことを「ブスケツ以来、最高のMF」であると賞賛したそうです。
一方ファンからは、PSGのヴェラッティに似たスタイルであるという意見が多く、サッカー界屈指のMFを引き合いに出されることから期待の高さがうかがえます。たしかに、ヴェラッティほどではないにしても、細かいボールコントロールも上手いですよね。
▼トレイラの上手さが分かるプレー動画
まだ若いけど総合力の高い、かなり完成度の高いMFだと思います。アーセナルでは開幕からあまり起用されていないのがちょっと謎だけど、コンディションの問題なのかな?
ワールドクラスのフォワードとベテランDFが引っ張るチームという印象の強かったウルグアイですが、次のW杯では世代交代が進み、トレイラを含めた若手MFが引っ張るチームになるかもしれません。
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