ベンタンクール(ユベントス)のポジジョン・プレースタイル!「ネクストピルロ」と呼ばれる若き司令塔
2018/09/12
スアレスやカバーニ、そしてゴディンといったワールドクラスのベテラン選手が引っ張っているチームという印象の強いウルグアイですが、ロシアW杯では若手の中盤が躍動し、チームをベスト8まで牽引しました。
その一人がイタリアの名門ユベントスに所属するベンタンクール。
長短のパスを操る司令塔タイプのMFで、ここへきてルーカストレイラらとともに、ウルグアイの中盤が面白くなってきた感じです。
所属するユベントスでも、スタメンではないものの“ネクストピルロ”と呼ばれるなど、非常に大きな期待を背負っている逸材です。
今回はそんなウルグアイの若き司令塔の経歴やプレースタイルについて紹介します。
プロフィール
本名:ロドリコ・ベンタンクール・コルマン
国籍:ウルグアイ
生年月日:1997年6月25日
身長:187㎝
体重:72㎏
利き足:右足
経歴・所属チーム
ウルグアイ人ながらアルゼンチンの名門ボカジュニアーズの下部組織で育成を受けたベンタンクール。
2015年4月にCAヌエバ・チカゴ戦でトップチームデビューを果たすと、中盤の選手として瞬く間に存在感を強めました。
そして2017年にはウルグアイU20として、U20W杯でチームのベスト4進出に貢献。欧州のビッグクラブも彼に興味を示すようになります。
そんな中セリエAの強豪ユベントスが、2015年にテベスをポカジュニオールへ売却した際に設定したオプション(ベンタンクールとの優先交渉権)を行使し、2017年4月、950万ユーロ(約11億円)の5年契約で獲得しました。
2017~2018シーズンはセリエAで18試合の出場。
選手層の厚いユベントスの中で、まだ不動の地位を築くという段階には至っておらず、プレー的に近いタイプのピャニッチがまだ28歳なのでなかなか壁も高そうですが、クラブ・代表共に司令塔として攻守の要たる活躍が期待されています。
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プレースタイル
インサイドハーフやアンカー、またはトップ下など、中盤の中央でチームの司令塔としてプレーする選手です。
中盤でのゲームメイク
長短のパスを自在に操ってのゲームメイクやボールキープで、攻撃のリズムをつくることができる選手。
パスはシンプルにさばくことも多いですが、思い切った縦パスを出したり、一発で裏を狙るロングボールや、サイドチェンジで広くピッチを使うこともできる選手です。
またスペースがあれば自らドリブルで運んで崩していくこともできます。
パスで完全に周りをコントロールしていた感じのピルロに比べると、自らドリブルで持っていくプレーも多いですね。
ボールキープの上手さ
ボールをキープする能力が高く、味方が安心して預けられるのも中盤の選手として魅力的な強みです。
厳しいプレスに対しても落ち着いて対応できる冷静さと、ワンタッチで相手をいなすことができるテクニックを持ち合わせていて、中盤の運び役として非常に高い能力を持った選手です。
たまに低い位置でも相手をかわそうとするところが危なく感じるシーンもあるけど、まあそれだけボールコントロールに自信を持ってるんだと思います。
特に、いつも背筋が伸びていて遠くまで視野に入れながらプレーしている感じが良いですね。常に一発でゴールに直結するパスが出せないか、狙っているんだと思います。
▼ベンタンクールの上手さが分かるプレー動画
「ネクスト・ピルロ」としての期待
司令塔としての才能の高さから、アルゼンチン人監督のマルセロ・ビエルサはベンタンクールのことを「ウルグアイのピルロ」と例えています。
パス能力、ゲームメイク力、戦術理解度の高さなど、確かにピルロを思わせるようなポテンシャルを持っている気がします。
とはいえ、いまのユベントスでスタメンポジションを獲得するのはかなり難易度が高いと思います。このままの状況が続けば、今後アンカーのポジションに困っている他クラブへの移籍もありえるかもしれませんね。
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