ロナウドなきレアルの新エース!得点力爆発中ベイルの経歴・プレースタイル
2018/10/12
絶対的エースであったロナウドがチームを去り、得点能力の低下が懸念されたレアルマドリード。
しかし開幕すると一転、3試合で10得点と圧倒的な得点力をみせました。
長いシーズンで見れば今度どうなるかは分からないものの、中でもスコアラーとしてチームのエースたる活躍をしているのがBBCの一角であったガレス・ベイル。
これまで何度もケガに悩まされ、稼働率に不安の残るベイルですが、試合にでればロナウドにも劣らぬ活躍を見せる選手です。
改めて、ベイルの経歴やプレースタイルについてまとめてみました。
プロフィール
本名:ガレス・フランク・ベイル
国籍:ウェールズ
生年月日:1989年7月16日
身長:185㎝
体重:82㎏
利き足:左足
経歴・所属クラブ
幼いころからスポーツ万能であったベイル。
9歳のころには既にサウサンプトンのスカウトから実際に声を掛けられるなど一目おかれていたようです。
14歳のころには100m走で11.4秒という記録を残しており、スピード・ダッシュ力はこのころから一級品。
その後、地元カーディフ・シヴィル・サーヴィスのユースを経て、サウサンプトンのユースに加入。
2006年4月、同クラブにて16歳275日という若さでトップチームデビューを果たしました。(16歳173日でプロデビューしたウォルコットに続いて)サウサンプトン史上で2番目の若さでのプロデビューだそうです。
初年度からリーグのヤングプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、トップチームの壁をものともしない活躍ぶりでファンやメディアを騒がせました。
その後、プロ2年目で早くも多くのビッグクラブに注目されるようになったベイルは、プレミアの強豪トッテナムに活躍の場を移し、初年度から活躍。
しかし2007年、バーミンガム戦で負った靭帯損傷と手術による長期離脱でしばらく出場できない時期が続きました。
手術直後はなかなか出場機会を得られなかったベイルでしたが、徐々に調子を上げていき、2010年4月には月間最優秀選手に選出。
トッテナム初のCL出場権獲得に貢献するなど、チームの主力に成長しました。
2011年4月にはPFA年間最優秀選手に選ばれるなど、リーグでも圧倒的なクオリティをもつ選手へ。
2012~2013シーズンはトップ下に主戦場を移しながら、21ゴールを決める活躍でPFA年間最優秀選手賞、PFA年間最優秀若手選手賞、FWA年間最優秀選手賞を受賞。まさに怪物級の活躍をしました。
そして、2013年夏にはスペインの強豪レアル・マドリードへ移籍。当時の最高額であった9940万ユーロ以上の移籍金となりました。
法外な移籍金に懐疑的なファンも多くいたなか、国王杯決勝でバルセロナ相手に劇的ゴール、CLでも決勝でゴールを決め、優勝に貢献。
レアルではロナウド、ベンゼマとともにBBCと呼ばれ、3トップで得点を量産しました。
しかし2014~2015シーズン以降は負傷による長期離脱が相次ぎ、ベンチウォーマーになることも増加。
CL決勝など、ここ一番では途中出場で結果を残すものの、高い年俸に見合わないとの声もあり、2018年夏にはマンチェスターユナイテッドへの移籍が噂されました。
しかしジダンの後を継いだロペテギ監督が、ベイルのレギュラー起用を明言するとベイルも残留を決意。
2018~2019シーズンは開幕3連戦で連続ゴールを決めるなど、得点力が爆発しています。新たなレアルのエースとしての活躍が期待されます。
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ポジション・プレースタイル
現在は右ウイングや2トップの一角が主戦場ですが、もともとは左サイドでプレー。トッテナムではトップ下、デビュー当時はサイドバックの経験もあります。
世界最高レベルのスピード&身体能力
ベイルの最大の強みは、世界最速といわれるそのスピード。
FIFAの調査によればドリブル時のスピードで時速36.9㎞(2015年時点)。ヨーイドンで勝負したらまず止められないプレーヤーです。
細かいドリブルよりも、そのスピードを生かした直線的なドリブルが得意。前にスペースがある状況で真価を発揮するのでカウンターとめちゃめちゃ相性がいいです。彼のゴールシーンでもカウンターでの得点割合はかなり高いかと思います。
中でも2014年の国王杯、バルセロナとの決勝でみせたカウンターでの単独突破は必見。
一度はバルトラに体を当てられラインの外にはじかれるも、ピッチの外から猛スピードで追い越し先にボールに追いつくとそのまま単独でゴール。
終了間際で疲労の溜まる時間ながら、超人的スピードでゴールをもぎ取るプレーは圧巻でした。
得意とするプレーはスピードでサイドを駆け上がってからのカットイン→ミドルシュート。
個人的には左サイドのほうが縦へのスピードを生かしやすくてプレーしやすいのかな?という印象です。
強力なミドルと圧巻の決定力
パワフルなミドルシュートも武器の一つで、距離があってもバンバン狙っていきます。反応したGKの手を弾いてそのまま決まってしまう様な超人力技シュートもみせてくれます。
最後の一歩崩せないときにベイルのミドルがチームを救うなんてシーンもよく見られますね。
出場試合での決定率もかなり高く、ロナウドが抜けた今シーズンのレアルでは本格的にチームのエースストライカーとして覚醒のきざし。2018~2019シーズン第3節時点で公式戦連続10試合得点と波に乗っています。
通常のリーグ戦も凄いですが、特にチャンピオンズリーグ決勝など大舞台でMVP級の活躍をする印象が強いです。
シュートもですがキックの精度が非常に高いため、セットプレーのキッカーを務めたり、クロスでアシストをすることも得意なプレーヤーです。
▼ベイルの上手さが分かるプレー動画
ケガ体質の克服が急務
出場すればほぼ確実に結果を残すバケモノ級の選手ですが、唯一?ともいえる欠点が、「負傷離脱が異常に多い点」です。
トッテナム時代から靭帯損傷や肉離れでの離脱が多く、特にレアルでは加入後20回ほど離脱を繰り返しています。常に得点の匂いを感じさせてくれると同時に、いつケガしてしまうのかという不安も感じる選手。
ロナウドに代わるエースたる活躍が期待される今シーズンにおいて、ベイルの離脱はクラブの不振に直結します。
ベイルをメインスコアラーとして据えるのであれば、彼のスぺ体質克服は必須ではないでしょうか。
頭頂部のケアも課題か
侍のように、長い髪を後頭部で結うヘアスタイルを好むベイル。
イブラヒモビッチも好むマンバンという髪形ですが、ベイルがこれを好む理由はその頭頂部にあるという話。
レアル加入時点から、汗にぬれると地肌が露出する、少し寂しい頭頂部であったベイル。また別の画像では、さらにハゲが進行したのか、えげつない状態になっていました。
初期は短髪だったので、マンバンを取り入れたのは頭頂部の不足分を髪の長さでカモフラージュするための苦肉の策だった模様(普通に似合っているとは思いますが)。
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