ドルトムント加入の若きスイス人CB マヌエル・アカンジの経歴・プレースタイル
2018/10/10
2018-19シーズン、ブンデスで最も若いセンターバックコンビを要するドルトムント。
今夏ドルトムントに加入した22歳のディアロと組むのは、2018年1月にスイス王者バーゼルからやってきた23歳のマヌエル・アカンジです。
バイエルン1強体制の打破、そしてCLでの上位進出を目指すこのチームで今シーズン、守備の要として期待されているアカンジの経歴やプレースタイルを紹介します。
プロフィール
本名:マヌエル・オバフィミ・アカンジ
国籍:スイス
生年月日:1995年7月19日
身長:187㎝
体重:85㎏
利き足:右利き
経歴・所属クラブ
2004~2005シーズンからスイス・ヴィーセンダンゲンのユースに所属していたアカンジ。しかし幼少期からスポーツ万能であった彼は当時、サッカー以外にも陸上競技に打ち込んでおり、11歳では全国大会優勝という好成績を残していました。
サッカーに本気で取り組み始めたのは、同じくスイスのヴィンタートゥールのユースに加入した13歳ごろのことでした。
2013~2014シーズンには同クラブのU21に昇格。当時は右SBとして出場することが多く、リーグでは18試合に出場しました。
そのシーズンの活躍が認められ、2014年にはトップチームに昇格。
2014~2015シーズンに早くもレギュラーに定着したアカンジは、33試合に出場して安定したパフォーマンスを披露しました。
このシーズンのカップ戦で対戦したバーゼルに評価され、2015年4月に移籍。
徐々に出場機会を掴んでいったものの、11月に靭帯を負傷し、1年以上の長期離脱を余儀なくされました。
しかし復帰後は、ぐんぐん調子を上げていき主力級の活躍を披露。2016~2017シーズンリーグ制覇に貢献すると、シーズン後にはスイスの最優秀ルーキーに選出されるなど才能が開花した1年になりました。
2018年1月にはプレミアの強豪マンチェスターユナイテッドとの競争を制し、ドルトムントがアカンジの獲得を発表しました。
近年タイトルから遠ざかっているドイツの強豪で、リーグ制覇への貢献が期待されます!
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ポジション・プレースタイル
センターバックが主戦場ですが、右サイドバックでのプレーも可能です。
フンメルスのようなビルドアップと展開力
守備能力が高いのはもちろん、パスでの展開力、組み立てへの積極性が強い現代型センターバックです。
自陣ゴール前での冷静さと判断力に優れているため、アバウトなクリアに逃げることは少なく、素早く効果的なパスコースを探して攻撃につなげることができます。
またロングフィードも左右両足ともに正確。ピンポイントのロングパスを前線のスペースに送り込み、それがゴールに直結するような決定的なプレーも見せます。
MFのようなパスセンスをもっており、浮き球のロングボールはもちろん、味方と連携したショートパス、相手陣を裂くようなグラウンダーのスルーパスを使うこともあります。
パスだけでなく、前にスペースがあれば自らドリブルで敵陣まで上がっていくことも。
ゲームメイクのできるタイプのセンターバックはドルトムントにいませんでしたから、アカンジはチームに新たな攻撃のオプションをもたらす存在になりえます。昔でいうフンメルス的な存在ですね。
身体能力を生かした空中戦&対人
187㎝と身長もあり守備時のロングボール対応、空中戦はもちろん、セットプレーでもターゲットとして得点に絡むことができます。
また身体能力が高くセンターバック離れしたスピードも持っていて、裏抜けタイプやスピードスター系のアタッカーにも対応できます。
▼アカンジの上手さが分かるプレー動画
負けん気の強さも一流
世界トップクラスの選手は皆並外れた負けん気の強さをもっているものですが、そういう意味ではアカンジも既に負けていません。
2015年、靭帯の損傷で長期離脱を強いられたアカンジ。バーゼルファンからは彼の獲得に対し不満の声が大きくなりました。
復帰がいつになるのかもわからない状況の中で、左腕に入れたのは「奴らが間違っていることを証明しろ」と英語で書かれたタトゥーでした。
今でもアカンジはこのタトゥーを「ずっと僕のモットーだ。」と語っており、苦しい状況でも自分の力で打開しようとする負けん気の強さと自信を覗かせています。
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